闇と孤独(改訂)
ひだかたけし

闇の重みがぐんにゃりと
魂に激しく切迫し
私の意識は朦朧として
呻きながら覚醒する

真夜中の病棟にただ独り
呻きながら覚醒する

ハッと息を呑むこの瞬間、
孤独が生きて立ち上がり
私は宇宙に晒され震え

(たった一人でたった一人で)

この鉛のように無表情な
闇の重みに耐えている


















自由詩 闇と孤独(改訂) Copyright ひだかたけし 2019-08-12 15:54:09
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