南下
田中恭平

 
パラ、ダイスをころがして
666の目がでたから
スリルは
まだ
去っていないと考えた方がいい

けさ
二日酔いのコンビニの前で
肺をやられているのに
紙巻煙草を喫って
ゼイゼイいっている
男がいたよ
男は少年が
そのまま大人になった感じ
死相さえ浮かんでいない
それは人間味のない顔というか
セルロイドみたいで
わたしは朝から
きぶんが悪くなったよ
でも
こんなことを書いても
しかたがない
職場まで
歩いていったわたしが悪かった
すれちがったろう
死神と
なにからでも
インスピレーションを得たいとおもうよ
或いは雨
或いは雨がこづく音
濡れた草


明日は休みだから
わたしは南へ向かう
不純さをぶっ叩きにいくために

 


自由詩 南下 Copyright 田中恭平 2019-08-09 09:26:53縦
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