はじまり
田中恭平

詩に
没入し
世間に
放り出された
身を
救う

そこには花のような音楽があって
雨でぬれて、光っている
花も泣くのさ
帰り道
まちがったまま歩く

空への
階段をめぐり歩き
深くまで
やってきた

素手で
ドライアイスを
掴めるか
きみ!

わたしは疲れきって
冷たいカルピスがほしい
乳酸菌を武器に
第三次世界大戦
ヒロシマをかんがえた

物憂げ
空は晴れて
かつて黄昏れ
今日のおわりのこともわからない
斜視を正し
写真に写る
巡礼がはじまった




自由詩 はじまり Copyright 田中恭平 2019-08-08 09:34:18縦
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