さよなら
短角牛

夢から醒めた 夢を見てた あなたの夢だよ

悲しくて

弾けるように 窓を開けて

都会の朝 吸い込んだ


夢を見たくて 夢から醒めて あなたはいないよ

寂しくて

子供のように 見ないふりして

都会の中 逃げ込んだ


恋をしたくて 恋に恋して 愛に震えて

でもやさしくて

抱きしめたくて 恐れもあって

一人の日々 忘れて


手を振るあなた つかまえたくて 逃げ水みたいに

届かない

さよならだよね 楽しかったね

また朝が始まるね









自由詩 さよなら Copyright 短角牛 2019-08-08 00:02:11
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