光の星
ひだかたけし

光が渦巻いていた
熱風が絶えず吹いていた
人々は絶えず歩き過ぎ
俺は串カツ屋の前で
アイスコーヒーを飲んでいた
とても苦い味がした
身体が熱く飢えていた
生きることに飢えていた

すべては容赦なく光を放ち

この地球という星の夕暮れ時を
物凄い勢いで照らし出していた
(在るもの一つ一つを
くっきりとした輪郭のうちに保ち)













自由詩 光の星 Copyright ひだかたけし 2019-08-05 17:11:18
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