解放されてなにおもう
田中恭平


解放されて
なにおもう
なにごともなし
冷蔵庫の
中の
バラエティ
目が
チカチカ
するよ

チューインガムを噛みながら
ばさら ばさら

木が
切られてゆくのを
みていた
あかるめられて
山荘も
復活した

マリアのようなあなた
ビートルズの詩集はどうだった?
炎天のなかをゆくあなた
電話で聞いていた
声は弾んで
わたしの頭痛を
緩和してくれた

こんな身でなければ
日曜は聖書に目を
通している筈なのに
インターネットしている
すぐ忘れることを覚える
身はますます
薄荷となって
へやに香っている



自由詩 解放されてなにおもう Copyright 田中恭平 2019-08-04 11:16:59縦
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