もうすぐみんな帰ってくる、わかる、予感よりもすこし確実な、のはなんていうんだろう？お湯をわかさなくてはと思う、べつに、いつもいつもそれをしてはいるけど、しなくては。脳が砂利を噛む音、まえに面白かったインターネットの人なんだっけ、冷蔵庫のケーキ・・・はわたしのだし、髪はもう切った、みんな戻ってくる、わかる、懐かしいから。でも時間がないような気がする。
みんな、むかし、詩をかいたり、絵をかいたりして、大きくなった。蜜を噛んだり、結び目を緩めたりして、小さくなっていく。
interactive（世界は相互作用する）。と同時に、わたしたちは餌付けされている。水の輪よりはもっと確実に、もっと物質的に、かなしい何か。
洗濯物がゆれてるの、風じゃなくて室外機のせい。
ぼんわりにじんでいく、街がどが、（あっ）ほらほどけているじゃないか、詩を書くんだね。ゴールテープの残骸たち。（たち、たち）。
歯医者に行かないといけないし、消化器内科にも用があって、娘の髪を結んだり、わたしの手帳、7月がちぎれてしまった。日々は散文、きれなかったゴールテープを回収して綴じていく、わたしにはもともと素質があった。（切れなかったゴールテープを回収する才能？）