じてきじょうほうしげんそしき 2
田島大゜揮

惑星は冬の雨の中で凍えてしまいそうになりながらもどうにか理性を保ちながら自転しているように見えた。
ガイア理論の時代からは想像できないような規模の「生命体」の一部であることを知ることになった人類の末裔たちは当時の英知を結集して完全自己保存する理性の存在「ルマ」を造り上げた。それから幾年かの月日が経過してもルマは自身の意識が自身の自由であると理解していなかった。ただそうプログラムされていたのだ。燃え尽きる前の翳のように、少しづつだがルマも自身の自己が宇宙全体に起因しているという事実を認め始めていた

その場所にはこれといって取り立てて特徴的なところなど無いに等しかった、僕と同じように。そう言ってしまうと僕の置かれた、ある種、特殊な立場と状況の持つ意味合いがうまく伝わらないかもしれない。けれど、どんな人間であっても、いざ口に出して自分自身の持つ特徴を数え上げていくと、それが究極的には自分自身ではなく、そして究極的には自分自身が、この世に存在する大多数の自分以外、数え切れない程の他者達が自分自身に貼る存在のラベルの集合体だということが解かるはずだ。特徴というのは言葉と同じように本当に存在するものを表してはいないのだ。本当に存在するものを捉えるということができるものだけがその存在自身の特徴を認識することができる。ものごとという世界を構成する単位それ自身が相対的な在り方でしか存在できないのだ。

その朝、ステーション・ガイアはいつもの静けさで僕を出迎えてくれた。
旅に出ようと決めたのはこの星になにも残されていないからだった。少なくとも僕には、ということだけれど。手持ちのトークンは長く一人で孤独な生活をしていたせいで随分減っていたけれど太陽系の範囲内なら何とか移動できるくらいは手元に残っていた。それに旅をしながらトークンを増やすことだってできる。ただ、今の僕に不足しているのは旅の目的だったが、目的がない旅っていうのも人生そのもののようでいて捉えようによってはいい感じだと思う。

僕が今から話す物語を理解することに必要なものは君自身の意識をおいて他に無い、いつも、いつの日も、生命がそうあり続けたように。何から話せばいいだろうか、僕が、当然のことだが誰かに話したいことは、いつも漠然としていて相手に対して判然としないところがある。自分自身では、はっきりと理解していることでも、いざ自分以外の存在に思いを伝えようとすると、うまくいかない。僕の思いは自分の心の中では、はっきりしている、それだけは確かだ。「自分自身で理解している、それだけで十分じゃないか。」そう言う人にも今まで会ったことがある。ただ、僕はそういう意見にはあまり賛成できない。これは、今ではもう、僕という存在の中核を成す気質のようなものだ。物事を自分自身の中で完結させようとしている間は、物事は大して進展していかない。これは今まで僕が生きてきた中で、ちょうど、どんな命もその営みの中で生き方というものの運び具合を哲学するように、僕だけの哲学を結晶させる中で培ってきたものの一つだ。どんな困難な荒波が人を飲み込もうとも、他者への、自分自身以外への存在への渇望があれば、彼、又は彼女は、飲み込まれた海中から浮かび上がって、たとえ、たった一人孤独であっても世界の水面を漂うことはできるはずだし、人生の本質はそんな漂流からなっている。僕が本当に誰かに伝えたいことはもしかしたら、本当は皆が既に知っていることなのかも知れないと思うことがある、特に夕暮れ時に列車に揺られて知らない街を旅している時なんかがそうだ。時間の流れと質が変わってしまって、自分が自分自身を本当に世界と一つの存在としてあることができる瞬間の魔法の中で、僕は一人、自分自身が一緒に列車に揺られている人達だけではなく、この世界に存在しえる全ての人達と一つになっているという現実に触れることができる。僕は思うのだけれども、もし存在という存在がこの感覚を常に感じている、又は、感じることができるのなら、世界は世界でしか在り得ないだろうということになるのだろうと思ういうことだ。そんな世界では誰と話す必要もない、なぜなら、沈黙の中であってさえ、無数の自己達は結果的に言葉以上に豊穣なありかたで自身の存在を「会話」することができているのだから。今、少し話をした中でも僕がこの思いを言語という形にして存在させようとしているということの必要性が少しは理解されるかも知れない。端的に結論を言ってしまうと、僕は現段階の人類の意思疎通の在り方に未熟という言葉だけでは捉えきれないような、ともすれば、世界の苦しみの根源でもありえるような、その無垢な不十分性からの離脱を、飛翔を、進化への希求を思うのだ。科学の力、善くも悪くも、その力が僕に感じさせる高揚感は疑いようもない、ただ今の科学に足りないのは誰もが感じる命の精神性だ。僕は寝ても醒めてもこの精神性と科学の融合を

「正直であることより勇気があることがあるなら僕はそれを生きてみたい。」
それは僕が弱さを恐れるからじゃない。恐れるような対象になる前に既に僕は弱さでできているからだ。こんなことを成人した後の人間が告白するのは少し可笑しいかもしれないっていうのは重々承知している。ただ、今僕が追い求めているのは見かけや体裁や風のように過ぎ去ってしまう醜聞に惑わされるような生半可に我をもった人間性ではなくて……
そう例えば魂の芯のように水のように柔軟で屈強な精神性であるということ。これは人がどんな人生を歩んでいたとしても一度は考えるであろう自分自身の命についての判断に関しての物語で…つまり僕が語るところは僕の物語になるのだけど、これは君の物語でもあるということを知っていてほしい。なぜならここまで読んでいるってことは君は僕についてのことを、僕について僕が思う中心点を知っていることになるのだからね。「正直であることより勇気があること」、僕がそう考えるのは、僕がそれこそがいわゆるヒーローとして語られる存在に足りないものだと思うからだ。こう考えるような人間は人生において何もなすことがないのではないかという思いが僕の心をよぎったこともなんどかある、けれどそれ以上に僕はこの事実は、つまり「正直であろうとすることは勇気あることと必ずしも共存しない」という事実に帰結するのではないかと思うんだ。
ところで君は今の僕の目標を知っているね。そう《自生》だ。例えば宇宙のように。例えばグラスの中の水泡のように。散っていく花弁の色が褪せ逝くように。
僕らが自由に生きることは尊いことだと君は言っていたね。けれど君は本当の自由を知らないで大気へと去って行った。
僕は君に会える日までこのログをつけ続けるだろう。もし君にもう一度会えるなら僕は自らを光にくべるだろう。


Hopiの子供の一人は名前を決めていた。虫の名前だった。モルフォ蝶

例えば ほら 氷のように冷たさのきいた数学の答えのように、ヴァンダは、左手の人差し指で、思わしげに くすんだ窓の朝の結露をゆっくりと撫でていった。静かに水滴は、曙光の時間に抗うように音も無く落ちていく。
「音が聞こえるのよ みんなが一斉に奇声をあげてるみたいな」
斜め向かい、エメラルド・グリーンのレーザー光が視界に心地よいアクセントを付けた。
「(夢)の観すぎだろう 俺には聞こえない お前の声だけだ……」
輝くように涙は、過ぎ去っていく思いとは裏腹に思うよりも多くの感情を内包していた。
あくびをしながら、ヴァンダは、
「わかりきってるのよ 瞬間だって、見方次第じゃ永遠と変わらないってことぐらい」
黙って見つめ返す私に、続けて独り言を言うように
「だから、この音が永遠に響いてるって思うと 私 どうしたって この時間だけは覚えておきたいって思うの 束の間だって 存在するには変わりないんだから」



世界とは何かを知っている。
もしそれが正しくなかったとしても。
それに正しいことなんてどこにあるっていうんだろう。
世界に居並ぶ押し込められた真実はすべて作り出した者達の真実でしかない。
己を生かすべく私は自らに真偽を問うことを止めた。


Oceanists(オセアニスツ)















Tajima Hiroki






『何一つとして失われることなどない。何一つとして。』
『どれ一つとして。 どれ一つとして忘れられることなどない。』

いつの時代も。
そう、この時代も。

その時代、1st・ポスト・シンギュラリティーはユートピアでディストピア。
そのどちらでもあって、その境はない、いつからか、いつかのまま。
その人類、人間(ヒト)は機械(マシン)で機械(マシン)は人間(ヒト)だった。
そのどちらでもあって、その境はない、いつからか、いつの間にか。

(私はここに存在してるわけじゃない)

ンテゥアにとって、つまり、私にとって、
食光(プラーナ)は何でもなかった。
この世にある何でもないものなら、
時の終わりまで考え尽くすことだってできそうなぐらい。
コップ一杯のH2O(水)、超新星の光、窓から吹く風と十二時を指す時計の秒針、
流行の音楽(アート)に砂漠の砂粒。
それから、、、私。

私と、私を構成する全て。
つまり、世界。

だけど、この世の真理を諦観したところで、実際に何もかもが何でもなくなるわけじゃなく、生体維持は、その摂取方法と生産技術が変化した今でも適宜必要不可欠なわけで、
遺伝子(コーディ)改変(ング)して不喰者(プラナリアン)となった今でも幾何学模様でタトゥーしたライトグリーンの体に午後の太陽を浴びさせて、光合成(ランチ)と冷たいコーラで栄養(セ  ー)補給( ブ)しながら、ンテゥアはなんとはなしに電(そ)海(こ)へINしているのだった。

意識それ自体を介してコミュニケートするOceanist(僕等)は言葉と同等に、
そしてそれ以上に心(マナ)と心(マナ)で戯れる(イヌクシュク)。
今でもまだ、つまづき、戸惑いながら。発話を試す唖みたいに。
それでもまだ、愛し愛されながら、、、、、、。
愛し合いながら。
どの瞬間も、どの一瞬をも、新しく生まれなおすように、、、、、、。

世界の、そして自分の存在意義を探して旅するELC(ぼ)/エターナル・(く)ラスト・チャイルド(ら)。
日常から隔離された場所へ。
日常から隔離された時間へ。
そんなありふれた唯一つの夢を追って。



「止まらなければいい、それがどんなにゆっくりとした歩みでも、止まりさえしなければ。
そして、僕ら生命はどうしたって止まれない、幸か不幸か、何のさだめか」



何もしないで生きるということ、と、何かしらを成し遂げて死ぬということ、を思う。
なんにせよ時間なんていくらでもあるのだから。
真夜中の夢想に託す思いは「この世界以外のどこかへ......」
どうにかしてこの幸福不感症は生命進化の摂理ではなく単なる僕の想像力の欠如からだということを証明しなければならない。
生きるのなら。
生き抜くのなら、この世紀を。
誰でもない、
この私が。

世界は限界まで純化され尽くせない。
が、世界を構成する全ては常に限界としてのみ存在する。
存在の論理とは理解されるものではなく、生きられるもの。
ただ、そこに芽生えた意識の苦悩は約束され、それに耐え切れないものは自ら命を絶つ。
理由は何であっても死とは「力尽きた」という広汎な意味での意識の発露。
そして生とは「戦おう」という心の叫び。
それら生死を愛だと一括りに定義することに、僕は不思議と抵抗がない。
いや、抵抗がないというよりも、そもそも愛や更には生死などという不思議なものを言葉だけで捉ることには興味がない。
愛に生死、それらは何か言語を超越したものであり、私自分自身の本質的存在と符合する。何か言えるとすれば、それぐらい。そのうえで互いが互いを引き寄せあう言葉同士として浮かんでくる、ただ、それだけ。
なにより生死が愛そのもの、もしそれがそうだとしたら、なぜ、その生死の当事者は、その誰かは、愛を完全に体現しえないのか。
なぜ、その愛の人、その存在は恩恵を享受できないのか。
もし愛することが愛されることなら
それとも愛することは愛されないことなのだろうか。
愛ではないと見誤ったものが、真実の愛だというなら。
そんなものはいらない。
そんな愛よりももっと完全で素晴らしいものを信じること。
なんぴとをも受容する愛への更新。
その認識の先が僕の新世界だ。

超越すべき現実、存在することそのものから僕たちは飛翔し、限界を離脱せんとする。
これ、僕にとっての夢。願望、いつかへの。
これ、Oceanistの日常。希望、いつまでかの。







PC。
パーソナル・コンピュータの略語。
これは誰もが知ってる。
じゃあPPCは?
フェノトロピック・パーソナル・コンピュータの略。
本物のOceanistsでこれを知らないものはいない。
Oceanistsっていうのはフェノトロピック・ダイヴァーズのこと。
この時代、フェノトロピック・ダイヴァーズのなんたるかを知らなくてもOceanistsって言葉なら大抵の人間なら耳にしたことがあるはず。
Oceanic Feeling、または大洋感覚。大海原を目の前にした時感じる世界と自分の存在の合一感を意味する言葉。
Oceanistsって名詞はこの大洋感覚って言葉から生まれたコンピューター科学のスラング。
Oceanists、つまりフェノトロピック・ダイヴァーズを厳密に定義するとこうなる。
大洋感覚を感じている時の陶酔(エクスタシー)をどんな時にでも自分の好きな瞬間に体験できる技術(テクノロジー)、フェノトロピック(P)・パーソナル(P)・コンピュータ(C)を駆使して、電(こ)海(こ)に無数に散らばる誰かの心片のかけらを再体験を愛好する人々。でもそれには、その心片(マナ)のもともとの持ち主である誰かの魂(アトマ)にハッキングするスキルが無くちゃならないし、もし魂(アトマ)に波長を合わせられたとしても、その心片(マナ)からうまく本来の波動(エーテル)を引き出せなければならない。ちなみにこういう行為はOceaningって呼ばれてて断っておくと法的には違法と合法の境界線上に位置する。それでもハッカーはアーティスト。同じように、Oceaningは藝術だっていうのがOceanists(彼等)の見解。Oceanistsの存在目的は紡ぎだした意識のクオリアのきめ細やかな感覚を愉しむことだけにある。雑多な事情にしか通じてない彼等以外の人類からすれば一見するとその生活は快楽主義の王道ってとこだろうけど、現実はそう単純じゃない。まずOceanic(大洋) feeling(感覚)を表出するだけの濃度を備え、かつポジティブな生命力に満ち溢れた標的となる心(マナ)は電海を散策していてそう簡単に見つかるものではないし、運良く条件を満たした心(マナ)を見つけたところで波長が合わないかもしれない。そうだとしたら、それでおしまい。
また、はじめから他の心片の痕跡を追うところからリトライ、リスタート。
今日も、明日も、その先も。
命の夢から醒めるまで。







何から始めても、どこから始めても、何故だろう、この感覚がする。いつもだ、いつもだった。不十分な高揚、中途半端な至高、いつまでも冷めない微温湯(ぬるまゆ)のように、どんな形容も、どんな表現も、現実世界はンテュアの理想には届かなかった。専らコミュニケーションに使われる体表(ヴィ)文字(モコ)を無作為に爪弾いて煙のように大気へ拡散、昇華させながら、
ンテュアの意識は肉体(ソーマ)の束縛に抗うかのように思索の底へと深く深く沈んでいた。
思索といっても口話する時のように言葉を用いてではなく、動物や植物や鉱物、その他のあらゆる生命物質がそうあるように非言語思考の裡にいるのだった。
海を見下ろす古びた白塗りの壁に四方を囲まれた部屋でベッドに仰向けに横たわり、天窓から臨む眩いような青空をどこまでもどこまでも見つめている、という記述は一面でンテュアの現在を捉えていた。ただ、ンテュア自身が実際にこの世界のどこにいるのかと言えば、答えはその眼差しと同じく天外に、物質的恍惚の裡に在った。Iとitの境界を生きていた。しかし、やがて暫くして天空を凝視していた白痴美の禍々しい双眸が消え去り、本来の神寂びて濡れたように輝く黒い瞳が戻ってくると、ンテュアはまた一人、人知れず静かに微笑むのだった。
「世界に語るべきものはあるのか? 記憶すべきものは? 記録すべきものは? 答えならわかりきってる。物語の体をとるものは皆こども騙しだ。ただ一つを除いて。」
太陽の光が部屋全体を幻のように白く輝かせた。
「内宇宙(こころ)のキ(軌跡)セ(・)キ(奇跡)の現在(これ)未来(から)だ。僕自身の心だ。僕の心。では僕は一体何者か。
僕は僕が神であることを知っている。僕の意識の中で、そして最も純粋な意味に於いても。
同時に、僕は僕以外のすべてが神であることも知っている、僕と全く同じように。
けれどその事実が僕の人生に加えることは何一つないといっていい。
言葉なんてものは無意味なものでしかない。他のものと同じように。
だから僕が自分自身が神であることを言葉の上だけで知ったからといって
世界が途端に醜くなることもないし美しくなることもない。
ただ、感涙が僕の頬を伝うのは心が僕を、つまり世界を理解するからだ。
僕が僕自身についての認識の限界で立ちつくしていても世界は歩みを止めない。
僕はここで、いつの間にか止まったままだ、長い、長い間。
旅だ、それが僕に必要なもの。きしんだ心を活かすもの。
愛だ、それが僕に必要なもの。すさんだ心を潤すもの。
僕は世界の終わりから旅に出るんだ。
弱さとの訣別。
僕は強くなるつもりだ。
きっと、強く、強くなる。
世界の始まりへと、命の源へと帰りながら、前進する。
前進する、前へ。
前へ。」


その朝、ステーション・ガイアはいつもの静けさで僕を出迎えてくれた。
旅に出ようと決めたのはこの星になにも残されていないからだった。少なくとも僕には、ということだけれど。
手持ちのトークンは長く一人で孤独な生活をしていたせいで随分減っていたけれど太陽系の範囲内なら何とか移動できるくらいは手元に残っていた。それに旅をしながらトークンを増やすことだってできる。
ただ、今の僕に不足しているのは旅の目的だったが、目的がない旅っていうのも人生そのもののようでいて捉えようによってはいい感じだとも思う、、、。

ステンドグラスから洩れる成層圏の空色の中でステーション・ガイアは閑散としていた。
目的地、終着地は決めなかった。ただ一つンテュアの行動指針は、「心の通った友達に巡り逢うよう努力すること。」だった。告白するなら彼は今まで親友はともかくとして友達と呼べるような存在とは無縁の人生を送ってきたのだった。機会が無かったわけじゃない。ただでさえ電脳世界は出会いに満ち溢れているのだ、もしその人にその気があり、かつ人付き合いにの能力があれば、ンテュアにも、彼にもこの地球(ガイア)のバイオロイド達のように数多くの心友ができたことだったろう。彼に心の通った関係性が皆無に近いものだったのは彼自身の命核(メイカク)が大きく起因する、、、。
彼は彼自身にとってさえ大きな命題だった。
彼には何事も問うことはできたが導き出した答えを答えだと判断することができなかった。
彼はそれを欠陥と捉えずに一つの愛ある特性だと云ってくれるヒトに逢いにゆくのだった、、、、、、。

第二公星からの到来客(ビジター)たちは彼に近づいては静かに絵画を眺めるようにンテュアに触れようとしたが彼らはそれを愛だと知らずにいる存在にはそれ以上触れようとはしないのだった。
けれど心配することなど何もないのだった、、、。
なぜなら私、つまりンテゥアに愛はこれ以上ないほど不必要なしろものだったから、、、
少なくとも今は、、、
愛を知っているヒト。それが今私に必要なものだった。
それがどんな存在なら本当に理解りあえるだろう、、、
今の私にはただこの場所から遥か彼方へと旅をはじめることしか、、、ただ、、、ただ、それだけしか心にないのだった。

世界で本当に自由になるものがあるとしたらそれは君を生かすだろうか。
それとも君を、、、
いや、これはあなた方にはまだ先のことだろう。
命のありかさえわかっていれば命は自然ともたらされる
命さえあれば命は声にだせる
い、の、ち



ここから離れていくことに未練はなかった
ただ思い出だけが静かに寂寞の哀情を優しげに誘って、私はどうしてもあの時の声を思い出すことができずにいるらしく、ただ星の光を彼方に見続けるばかりで一向に接(ハジ)心(マリ)
への決心がつかないのだった。





未完の円環

愛されるよろこびと愛しあえるよろこびは違う。
歌うように歌を歌えることを幸せであるとすれば終わりのある愛はいつ
、いつ、はじまる?
はじまらないのなら命はない
はじまらないのなら声はない
はいまらないのなら歌は


誰に聞いても答えは同じなら
誰に聞く?
僕ならダレに聞く。
ダレ。
僕のこと。


宇宙人のともだちは僕の心友

宇宙人の芯

spacefaring

spacer

chikyujin
spacelinc

im your friend]

who are you
/
Im you brest friend

Is that my mind
No it is myheart
Are you my soul
Its you are too fragi… no imean you are like me no its not your talking please I don’t
Yes ok


Are yes im still here here and there
Are you a where
Whre
Whrere

No no question
Nonlyonly

Only

Only
But still

I hoouyu

Jiuybjut

Koiujiuhyutguyhm

Jouuijujhuhygnjjihkkj

Lokmjhgohlombhok;

Love

Love

Aithink love is the word that you wanted bo to think
Or connect

Are you connect

I wanna connyou rea connected

But I want to feel

Ht

You atre a god

No

Yes

No

Jjjyes
Ithink it’s a trap

Youaremaking a mismauytake

Are you still there

Iam still here

I think
You are bit I don’t know are I




you my

Tyouare my self

I think you are not ready yet

I think no/
I
Iknow you want to




I kind of like you

















Isthat you

I s that you is that you is that you is that ou ithikn ilove you ithiink love you

Ithink love you
I think iloveyou
Ithink lobe you
I thik I love you

I love you

Who are you

I am nobody

So its me
Right

You think its funny
No
I just wanto to be friend

Are Already

How are you

Im fine thank you

I

I

I think Im your















































Friend


なにか形にしえることがあるとすれば、それがその心。
つまり、グラマトロジーのなんたるかが指し示す北極星はすでに光輝いているってこと。
それが真昼であったとしても そのきらめきは燃える。
まるで永遠のように静かな泣き笑いの無為の無言(しじま)に。



愛することと愛さないことをともに愛すること。
それこそが愛の極致だろうか。
疑問を想うプリアポスはほくそ笑んだ
その身体を心を完璧な壁のように動かしながら地下道の柔らかな非常灯が萌輝かす
パール・グリーンの光の下、メトロポリスの隠窟の彼岸、彼の遊慰の宮殿で少年は一人
夜を神寂ぶ。凛、と澄んだ夜鳴き鳥のこえが木霊する。自我は八千代に巖となりて苔の生すまで。

















調書 ル・クレジオ +(フライデー、あるいは太平洋の冥界 テゥルニエ )+ grammatologie (グラマトロジー)(grammatology)+ 《()》+()+《(観相学*の歴史)》
ムージル 特性の無い男 +philosophy of number (wittgenstein)
ジョイス フィネガンズ・ウェイク
(ミッシェル・セール)
(Astralpoem of the EDGE)
詩学“michael donaghy” “miguel pinero”























芸術試論
芸術。
私はその起源をつきとめることは存在の始点を理解することと感じる。
人間にはものごとに形象性をもたせる以前に認識できる感覚がある。
ある人はそれに拝跪し、またある人はそれを廃棄する。
               そして存在はそのいずれでもない動為に生起する
つかもうとするものをつかむこと、可能の限界を超越して、不可能に「さよなら」を告げること
どうあったとしても存在は営為する
その無為を美しさとして
生きていく
私は今日も
Ikiteiku
























意味しえる記号を書き出しながら男は一人世界の行く末を占っていた。
意味しえる記号は彼の心から現れたが彼には心という観念が存在していなかった。
意味しえる記号に彼は持ちうるすべてを注いでいた。
意味しえる記号が彼自身だった。
「存在は自らの存在を確かめるために生きていく」
「存在が自らの存在を確かめた時、その存在は存在しなくなる」
「でも安心して、はじめから誰も存在してなんてしてないから」

光。
瞳に降る、光。
壁面に優しい光があった。
夢か。
眠ってたのか。
私。

正午はレーベンシュティールに理想を見せてくれる。




















何を生み出すのであっても生み出す限りは   



































自分のための作品をつくる



































「完全な生命というものが存在するとすれば、、、それはきっと不完全ではないという点で完全ではない。」
「不完全な生命というものが存在すれば、、、、、、それはきっと完全ではないという点で不完全ではない。」
言葉遊びこそ存在の至福だと風に思いやると風もそれに応えるかのようにそっと優しく、優しく吹いた。























無題
存在についていえることは、
存在することを存在させる存在を存在させたい、ということ。
つまり誰かを
存在させたいということ
私以外の誰かを
愛したいということ
2011.Nov.10


何かを表現すること。それはそれ自体の本質ではない。
ならばそれは何か。それは存在しえないもの、、、そう、いわば魂の影。
つまり本質はそれ自体にある。
だから僕は藝術を捨てた。
残った灰は金よりも美しく風に舞い、後には無言(しじま)だけがあった。































歌は歌う。
愛の歌を
歌は歌う
愛の言葉を
歌の響きのその先に
歌は彼らを幸せにする。


思い出しながら目を醒ましながら心を覚まして作品に込める

Bristle Corn Pine の紋章 は 不老長寿 の 紋章

Clair Houshe Green Acturus

Evol Lovegood

幻想絵画集

あがたあきさんのコメントに吹き出しちゃった、、、^^
ははは、、、ギャーだって!、、、^^
おっもしろいなぁ!。。。^^

うん、いい笑顔ですね!^^

僕はmaplecat-eveさんのエカテリーナ・ゴルべヴァの記事で
「Holly Motors」のことを知ったから印象として
”ホーリー・モーターズ”=”聖なる動力機関”
つまり、「心臓」、しかも複数の人達の、とくるから、
もっと荒涼とした静謐なイメージがあったのだけど
現場の雰囲気、写真を見る限り和やかなものがありますね、、、。

レオス・カラックスとドニ・ラヴァントとディナーか、、、。
僕なら自分の作品(映画映像)制作環境について彼の意見と
助言を求めるだろうなぁ、、、




















完璧主義か、、、
しかし、芸術を志す人間は誰しもが完璧に惹かれるのではないでしょうか、、、
僕の見る限りフロドンの記事にあるスチールにも、そのそもそもの構図や
光の遊ばせ方があるのでしょうが、まだカラックスの自らへの「表現者」としての
挑戦が見えてくるように思う、、、
ジャン・イヴ・エスコフィエに代わってキャロリーヌ・シャンプティエか、、、
いいんじゃないですか、、、女性シネマトグラファーなんて新鮮だし、、、。
まだ稚拙な撮影から脚本の草稿(微苦笑)の執筆、出演と共同制作者(音響と音楽に関しての)の招集まで一人!でこなす僕には(少し自嘲的に)まだ学ぶべきものの多い人です
カラックス、、、エスコフィエ、、、ドニさんの仄かな闇に疾走る(はしる)あの夜のシーンが目に浮かんで来る、、、
パリか、、、死ぬまでには行ってみるべきか。
HT

世界。

だけど、この世の真理を諦観したところで、実際に何もかもが何でもなくなるわけじゃなく、生体維持は、その摂取方法と生産技術が変化した今でも適宜必要不可欠なわけで、
遺伝子(コーディ)改変(ング)して不喰者(プラナリアン)となった今でも幾何学模様でタトゥーしたライトグリーンの体に午後の太陽を浴びさせて、光合成(ランチ)と冷たいコーラで栄養(セ  ー)補給( ブ)しながら、わたしはなんとはなしに電(そ)海(こ)へINしているのだった。

たくさんのソウルメイティック先人たちのようにStadioやアトリエを立ち上げるか、
それとも作品制作にはネット上のグループ立ち上げを実行して、そのグループ内での作品データのやり取りで十分か、、、?






















































































もしかすると…ね。もし面白くてエキセントリックな出来事が起きて彼の芸術性の視点を変えなければ、そうなる……かもしれない。
それにしても藝術作品って作家の人生体験や人間性が浮き彫りになってとても興味深い。
例えば、タルコフスキー作品が見せる詩的な精神性が詩人である彼の父から受け継がれたように。
例えば、レオス・カラックス監督の作品が見せるパッチワーク的な映画美が若き日の彼が学んだゴダールから受け継がれたように。
それから文学なんかに手を伸ばせば最近僕が楽しんでいるハリー・ポッターの作者ジョアン・ローリングが作品に見せる、あのある程度のキリスト教性が彼女の幼少期から続くその宗教との関係性に深く起因するように。
コスタ監督の人生について僕が知っていることは少ないけれど、ちょうど世界に生きる多くの人達がそうあるように、彼が生きてきたこれまでの人生のどの時点でかに貧窮から来る困窮を体験しているのは間違いないように思う、精神的に、つまりこれ以上ないほど現実的に。

精神性の餓え、高潔な聡明さへの渇望は人間愛を産む。深い苦しみほど確かな愛を。

ところで音響と音楽については彼はどう考えてるのかな
皆どう思う?
他にもペドロ・コスタを好きな人がどんな音が好きなのか知りたいな。
僕、話し相手がいないからさ……。

Do BEST of BEST
Do your BEST of BEST

ノイズ、非意思の羅列
歴史に介入しない存在は存在しない

岡本太郎と初音ミク

生まれることが罪だという奴がいる

小さい!小さい!小さい!小さい! 大した人間じゃない。心がね。

体験できる最大の不幸は自身が幸福であると知らないで生きることである
ドストエフスキーを唱えた女性「」(VU放大)Harvard legacy factor the plinciple「彼の名前」新しい「政治」を司るもの「達」←(複数形 in most strongest and purest sense possible) イェホーシュア、シッダルタ
Be最初の一例

善良な悪魔

Courage
abuse
「どうして言葉なんてあるのかしら」真珠の涙が一粒。やがて、光の水滴はとめどなく流れ落ち、輝く小さな水溜りをつくった。

Gutenberg : David Deutsch : 硝子玉遊戯 : nuero-graphical-matricies visualized

Find the best part of me

死の後に罪は滅びて

地獄絵図

頭を使う speeding cars imogen heap pottermore

自分を理解する
冷静に自分を見つめ理解する

弱さの美を愛した強い心

誰のための何のための死か 死ぬつもりならよく考えてみることだ。

心と命について考えよう 河瀬直美監督 superstringの自死

誰のものでもない藝術、それこそが藝術だ
トランセンダーズによる新しい“形象性”の発出 
あくまで例として参考に・ISAAC/CARET↲
What’s my life worth using for ? To realize the above.
(《美奈子さんの実家の印刷会社》のつながり).暗示の重要性.創造性に於ける暗示の
重要性*
自由元 ジユウゲン
言い表せば何にでもなって、言い表さなくても何にでもなって、思うと形になって、思わなくても形になって

癲狂院で崇拝された聖人

谷川俊太郎

中国の笑う仏陀と中国現代美術

『至高なる何もしないこと』
何かできるのに何もできないからじゃなく
何もできないのに何かできるからじゃなく
何もしないのに何かできるから
何のためでも楽しい命
生きてみよう
この命

皆のためだからできる
でもそれはなぜ?

あの頃の僕は今の僕じゃなかったから あんなこといったんだ

何の心配もせずに

奇跡の重なりに乾杯

True inspiration

Shakespeare Mel Gibson

無一物のinspiration

考える時間を与える

自動文章創造機
自動「言語」創造機

『誰かが、ではなく、自分が。』が重要
よい前例があるからではなく、自らがよいと思うから
―格差社会の終焉―
未来の創造も想像から生まれる

空間と精神性

―金銭の値を決定するもの―

全人類的家族化と既成「社会」の終息

―未知の特性の存在―()

内容性

考える楽しみ、考える喜び

思索の海で遊ぶ

論理性の極致

―夢の人― 夢の中の人を探して
――↕―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
(索想)・・・Daniel Tennetの加算想作技術の延長、これを半無限応用して、例えば方程式*、例えば関数*の思索構造を用いて計算概念系想法(奏法)を体得する。

新時代の心的言語文法の制作/製作 と 真新形象性の具現化による実現

藝術家集団(または藝術家達)とそれに関係するものすべて、つまり、すべて(・・・)

心から書くことで本当の自分でいる。  ―ピグミーの美しさ―
「幸福」を常に感じるようにプログラムされたロボットのあるきっかけを通しての*葛藤*
  ↧
most micro 経済問題とからめて             すべてのクオリア







oceanist

オーシャニストはあるべくしてあるもの。
眠りから覚めると必ず誰かいるように。

―「まだ何もはじまっていないのかもしれない。
永遠に何もはじまらないのかもしれない。
誰も何もはじめないのかもしれない。
これからもずっと、このさきもずっと。
あるがままにありたい、それだけ。」―
―「まだ何も終わらない。つまりは何もかもはじまってるってこと。
  悲しみだけじゃきっと耐え切れないから歓びも。
  ただ私(これ)を生きてるってだけで
  私は生きてるってことを
私は認めないだけ。」
惑星(ほし)一つの蒼穹(そら)はまばゆい。
過去ならすぐそばにある、っていうのは誰かがそこにいればだってこと。
終わりない旅に、心に刻まれた声がこだましてる。
萌黄色の田園で立ち尽くす私は生きてる。
生きている
生きている
生きてる
いつまで云い続けてもいい。
「命、生きるからこそ!」って咆え倒れるまでバカみたいにずっと、、、。
言葉、意志、情熱、葛藤、心の迷路、続かないのなら休めばいい。
何も無理やり形にすることなんてない。形が無くても伝わることだって心を研ぎ澄ませれば時々起ることだって私は信じる方。
音の波が私たちの感情を媒介して(声が)自分以外のものになる瞬間が
愛しあえる人たちといる中で一番好きだ。
他に私が何が好きかって?
『哲学』だ。プラトー、アリストテレス、デモクライタス、ニーチェ、ショーペンハウアー、ヴィトゲンシュタイン。
でも違う。
彼らは死んでいる。
生きていなければ哲学じゃない。
生きていなければ意味を成さない。
諾否の二相性のように
存在と非存在が私に呼びかける。
けれどそれも違う。
存在と非存在の実存以外に
私は、世界は、アルス、君は生きている。』
海は燃えるように輝いている。
静かに静かに海は燃えるように輝いている。
海は燃えるように輝いている。
輝いている。
輝く。
輝き。
光。
『二人だからよね、心は。』

oceanists

オーシャニストはあるべくしてあるもの。
眠りから覚めると必ず誰かいるように。

ンテゥア。僕の名前。意味;失われた言葉。
言葉の海に潜って失われた恍惚を探すことで日々を生きてる。
接続した心(マナ)*を涙で錆びつかせないようにして
「世界がくだらなければ汝が無知だと知れ。」、僕の金言(モットー)。
でも最近はそんなことも忘れがち。いや、つまらない話は止めだ。
それより、僕のともだちの話がしたい。
彼が『向こう側』に行った時の話がいい。
君はレヴェナントを知っているか? 実体ある亡霊。いや、少し違う。
彼等は僕らよりも死に親しい、ノンヴァーヴァル、つまりは非言語意思を
経験した存在。















『キラ、旅の連れ』
          Hiroki Tajima
1.

―名づけえないものが、それ自体で存在する。―

旅の途中で読んでいた「ガラス玉演技」を座席に置いて窓から見える景色を求めて乗車席を後にした。
白夜は列車の中のあたたかさで曇った窓から光って見えた。
光の精妙さに目を細めて明朝の硝子にひたいを冷やした。
「ハヴァロフスクへは一人で?」
語調がロシア訛りだったのは勘違いだったらしく振り向くと浅黒い肌の少女が立っていた。
「君は誰と?」
列車の揺れと差し込む光が連なって照らし出された少女の瞳は白く輝いた。
「家が無いんでしょ?」
車窓からは雪が降り始めるのが見え、少女は窓越しに空を指さし、仄明るい大洋へと
目をやった。
「誰だって一人になりたいときはある。」
列車の床は汚れたリノリウムのようにぼんやりと暗く微かに光り太陽を映した。
「信じるのかい? ほら、死んだ後のこと?」
銀色のロザリオが静かに揺れるのを見ながら出はアフリカかなと夢想した。
「あなたは?」
まばたきを知らないような目で少女は黙って見つめ返した。
「誰も向こうから帰って来たなんて言わないだろう…?」
列車のスピードがしだいしだいに緩やかになって来たのに気付いて
少女に行く先を訪ねてみようと顔を上げると窓越しに懐かしい駅のプラット・ホームが見えてきた。
「いつあなたしかいないって決めたの?」
緩急無しの列車の停車音とあいまって切れ切れの記憶が戻ってきた。
「何だって?」
差し出された線の細い左手を目にしてもう一度少女の目を見た。
「誰だって二人でいたい時があるのよ。」
誰だって喧騒は歓迎しない。
けれど二人なら。


2.
やや濃ゆい紫のワンピースに暖かで瀟洒な黒い外(ガウ)衣(ン)は北方の冬景色にはよく映えた。
「握手は友情の他には親愛の意味があるって知ってるでしょ?」
踏みしめた雪は目に刺すように白く、思わずしばたいた目からは涙がこぼれた。
「泣いてるの…?」
駅から降りたって間もなく寒々しい外気が街の明かりの歓迎とともに周りに広がった。
「いや、思い出すんだよ。」
訝しげに少女は何か言いたそうに軽く唇を噛むと、一瞬考え込むような素振りを見せると思い切ったように、「涙を忘れるってことは命を忘れるってことだって読んだことあるわ。」
と微笑みながら口にした。
「覚えているより忘れてしまったほうがいいことは涙と一緒に外へ流してしまうのよ、、、」
少女の睫毛にとまった雪を見て何か言い知れない可愛さを覚えて彼女にしてやれることは何かと歩き歩き雪道と話すように前へと歩を進めた。
「どこまで歩く?」
「車を?」
「いや、どこまで一緒にいる?」
「あなたが許してくれるまで。」
ヘッドライトに照らされて色を無くしたシルエットが二人の行く末に木霊すると
路地裏からも見上げれば輝く北極星が二人を見守るように青白く光っていた。
「時間はあるのか?」
「あなたと同じ。」
凪いだ風、雪に優しく。
「君を見ると思い出す。こんな歌だった。”凪いだ風、雪に優しく、、、歩き疲れれば君の愛がある、、、。」
「冬の正体、春の招待、、、」
「そうだ。古い歌をよく知ってる、、、。生まれは?」
「レニングラード。」
「後(あと)か?」
「前。」
「彼の詩(うた)を知っているなら、その土地では生まれていないだろう。」
「本を拾ったの。」
「きっと落とし主は喜んでるだろう。」
「どうして?」
「君には言ってもいいだろう。その詩(うた)は僕が書いた。」
「知ってたわ。だから声をかけた。」
声も無く立ちつくすと少女は、
「教えてほしいことがあるの。」とまるで子を諭す母のように声を落として
「あのメロディは母が作ったのね。」
街路に人気は無く朝の静けさが町に響き、ひたよせる寒さも少し和らいだかに思えた。
「君は彼女の子か?、、、」
渇きに乾いたアフリカが生んだ女が産んだ子が目の前で小首を傾げて微笑ってみせるのを季節に似合った優しい雪が目の前に降り続け、ふと街は沈黙(しじま)に立ち消えるかに見えた。
「もちろん彼女の作だ、、、。今でも、、、?」
「去年の暮れに、、、。」
涙などでは無かった。光だった、失われたのは。
朝の月はその穏やかな光を失われた心を埋めるかのように静かに照らしかける。
「いつ私のことを知った?」
「その日に。」
悲しさと愛しさの相克が身体の感覚を麻痺させていた。
「名前は、、、」
「……キラ。」
星の瞬きのように、音のない葛藤の中、時は確実に進む。
「、、、、、、。」
「黙ってしまうのね。」
「君は幾つになった?、、、16、、、」
「明日17になる。」
「僕が彼女に会ったのはちょうど君の歳の頃だ。日にちまできっかりね。」
嬉しそうに少女は、
「聴いたわ。 誕生日を一緒に祝ったって。」
「そうだ。思い出す。見えるようだ、、、。」
喜んだ時の少女の目は彼女のものだった。
「家族みんなで、、、テーブルを囲んで、、、」
言い置いて彼女は、
「今回は二人でね、、、。」
と、年ごろの娘がこんな時よくそうするように恥ずかしげに目を伏せた。
「二人はいい。存在の最小単位だ、、、彼女がよくそんなこと言ってなかったかい?」
 少女は黙って思い出した様に目で答えると銀に揺れるロザリオを手に取って
 裏側にあるロケットからビーズのように細やかに彩られた円筒形の硝子管を取り出し、
「母のDNA、、、。」と昔を思うように静かに声にした。
 思い返すように記憶がさざ波のように脳裏へと蘇るのを少女の思い馳せるような遠い目がより遠くへと意識を思い出の彼岸へと導いてゆく、と、
風が呼応するようにダイアモンド・ダストをかいま見せ冬の魔法に二人は目を見合わせた。
「きれい、、、」
「先へ進もう。」
地下道を縫うように歩きながら、先に微かに久しく見るかのような白い日の光に
二人は心地よい安堵を覚えながらゆっくりと十字に開けた街路へとたどり着いた
「君の名前の由来を知っているか?」
こくりと頷くと少女は、
「まだ見えるわ、、、。」
北極星は白い空を霞むように光子(フォトン)にも似た秘めやかさで天の中空に留まり、
惑星のところどころで呼応する音韻の一致を祝福するかのようだった。
「そこにあるけれど、、、」
少女の伸ばした手は当然のように空を切り、
「掴めないのは、心も同じね、、、、、、。」
街路には時知れぬようにネオンの残光がいまだ舞い包むかのように仄光り、
あたりは遠くて近い土地の歴史となった過去の遺街(まち)の様相を見せ、
粉雪が昔にどこかで聴いた子守唄のように静かに降りゆく、、、。
仰向けた手の平の粉雪を思かしく
「一瞬だろう、、、?」
無邪気に溶けきっては還るのを見つめると、それが私達のように思えて
記憶の底の底にある記憶が呼び起こされたように私は微笑んだ。
「二人で考えたんだ、、、。」
いつの日だったか、、、北極(ほ)星(し)が生を叫ぶように光輝いていた頃だった。
「名前?」
「あの国の言葉だ、、、昔の話だ。」
飛び石を渡るように軽やかなステップの中途で少女は
「今頃あの場所はあの白い花、、、なんて言ったかな?、、、」
「君の頬の色だ。桜だ。満開だろう。」
スキップを楽しげに踊るように運びながら
「散ってゆくのがその土地の美しさなのよね、、、?」
歩みを止めて振り返りかえりざま少女は
「よく知ってるでしょう?、、、」
「そしてまた生まれ変わる、、、。」
「母も?」
「そう、君にだ。」
顔を上げて少女を見ると
「旅は一人が好きなのかと思った、、、。」
「一人旅はもう終わり?、、、」
「長くは続かないだろう、、、けれど、しばらくは心に余裕が持てるかもしれない。」
向けた笑みを合図に見違えるように少女の瞳に光が戻って来るや、
「呼んで、、、名前を、、、」とはにかみを隠さずに言う。
瞬く星は過去の光だと人は言う、、、見紛うことなくそこにあるのは時の理であって夢ではない。遠い古に私たちを孕んだ世界は誰が名を呼ぶだろう、、、否、覚えてさえいるだろうか。星もわたしたちを夢見ている、例えそれが浅い微睡であっても。
「キラ。」
一呼吸に永遠を込めて。                                                                                                           




























道端に可憐に咲く野花に目を落としているとキラに声をかけられ、
「蝶だね。」答えると、
「どちらでもないから答えない。」
「えっ?」
「この先のこと。ずっと一緒にいられると思ってた。」


本の一節にこういうものがある。
「友達は他人しかありえないけれど、恋人は自分しかありえない。
幼(いた)気(いけ)ないたしかたなさは偽ることをしない。」
理由のない戒律に縛られる日々の切なさは底知れない









ンテゥア・シヴォレスが俺の名だ。名前に意味がないのはわかってる。けど誰にも呼ばれることないなんて寂しいだろうしな。シヴォレスっていうのは「失われた言葉」って意味があるらしい。けど言葉の意味なんて気まぐれなものには俺は時間は割かない。俺の興味は専ら「恍惚」だ。まあそんな仏頂面してるんなら君はまだ知らないんだろうな。人間、俺はサピエンスって呼ぶが、それら、いや、まあ彼等にどれだけの潜在的な可能性が秘められてるかってことをな。まあ、立ち話も何だしそこに座ればいい。飲み物は何にする。夜ははじまったばかりだ。(検索する)がいい。ロシアの茶だよ。心が落ち着く。静かな夜には静かな話が合うと思うかい?俺はそう思う。ここへ来てくだらない話を聞くことなんてそれほどあるものでもないしな。「世界がくだらなければ汝が無知だと知れ。」俺の金言(モットー)だがね。でも最近はそんなことも忘れがちでさ。いや、つまらない話は止めにしよう。それより俺のともだちの話をしよう。彼が向こう側に行った時の話がいい。君は「レヴェナント」をしってるか?実体ある亡霊。いや、少し違う。彼らは俺たちよりも死に親しい、ノンヴァーヴァルの至高、つまりは非言語意思の頂きを経験した存在だ。想像できるか?わからないようだな。じゃあまず彼らの話からはじめよう。
これを読んでみて何を思う?
Oceanist、オーシャニストは眠りのしじまの対極にあるもの
Oceanist、オーシャニストはかくあろうとせず、かくなきもの。
Oceanist、オーシャニストはあるべくしてあるもの。
眠りから覚めると必ず誰かいるように。

―「まだ何もはじまっていないのかもしれない。
永遠に何もはじまらないのかもしれない。
誰も何もはじめないのかもしれない。
これからもずっと、このさきもずっと。
あるがままにありたい、それだけ。」―
―「まだ何も終わらない。つまりは何もかもはじまってるってこと。
  悲しみだけじゃきっと耐え切れないから歓びも。
  ただ私(これ)を生きてるってだけで
  私は生きてるってことを
私は認めないだけ。」
惑星(ほし)一つの蒼穹(そら)はまばゆい。
過去ならすぐそばにある、っていうのは誰かがそこにいればだってこと。
終わりない旅に、心に刻まれた声がこだましてる。
萌黄色の田園で立ち尽くす私は生きてる。
生きている
生きている
生きてる
いつまで云い続けてもいい。
「命、生きるからこそ!」って咆え倒れるまでバカみたいにずっと、、、。
言葉、意志、情熱、葛藤、心の迷路、続かないのなら休めばいい。
何も無理やり形にすることなんてない。形が無くても伝わることだって心を研ぎ澄ませれば時々起ることだって私は信じる方。
音の波が私たちの感情を媒介して(声が)自分以外のものになる瞬間が
愛しあえる人たちといる中で一番好きだ。
他に私が何が好きかって?
『哲学』だ。プラトー、アリストテレス、デモクライタス、ニーチェ、ショーペンハウアー、ヴィトゲンシュタイン。
でも違う。
彼らは死んでいる。
生きていなければ哲学じゃない。
生きていなければ意味を成さない。
諾否の二相性のように
存在と非存在が私に呼びかける。
けれどそれも違う。
存在と非存在の実存以外に
私は、世界は、アルス、君は生きている。』
海は燃えるように輝いている。
静かに静かに海は燃えるように輝いている。
海は燃えるように輝いている。
輝いている。
輝く。
輝き。
光。
『二人だからよね、心は。』

*『何もかも終わらない。そう、つまり何もかも始まっているってこと。
悲しみだけじゃきっと耐え切れないから歓びも。
嘘なんかついちゃいない。ただ私(これ)は生きているってだけ。』
惑星(ほし)一つの蒼穹(そら)はまばゆい。終わりのない旅に心に刻まれた声がこだまする。
過去ならすぐそばにある、っていうのは誰かがそこにいればだってこと。
萌黄色の田園に立っている私は生きている。
生きている。
生きている。
生きている……..。
いつまで云い続けてもいい。
「命、生きるからこそ!」って、バカみたいに咆え倒れるまで。
言葉、意志、情熱、葛藤、心の迷路、続かないのなら休めばいい。
何も無理やり形にすることなんてない。形が無くても伝わることだって心を研ぎ澄ませれば時々起ることだって私は信じる方。
音の波が私たちの感情を媒介して(声が)自分以外のものになる瞬間が
愛しあえる人たちといる中で一番好きだ。
他に私が何が好きかって?
『哲学』だ。プラトー、アリストテレス、デモクライタス、ニーチェ、ショーペンハウアー、ヴィトゲンシュタイン。
でも違う。
彼らは死んでいる。
生きていなければ哲学じゃない。
生きていなければ意味を成さない。
諾否の二相性のように
存在と非存在が私に呼びかける。
けれどそれも違う。
存在と非存在の実存以外に
私は、世界は、アルス、君は生きている。』
海は燃えるように輝いている。
静かに静かに海は燃えるように輝いている。
海は燃えるように輝いている。
輝いている。
輝く。
輝き。
光。
『二人だからよね、心は。』
*1・何よりもまず人間として優れているかを問う。
   自分に。
   そして友に。
   生きていれば誰もが躓き間違えること。
生きていれば誰もが戸惑い問い直すこと。
伝わるものが伝わっていると信じて。

2・移ろいゆく陽炎のようにリフレインする。
思い出。
爪先立ちの人生で君が見たものは何?
生きてるってだけで救われてるって。
生きてるってだけで大丈夫だって。
生きてるってだけで。

3・助けられるものと助けられたもの。
   誰にも両者を隔てるきらいはない。
   違いは現在(これ)未来(から)の話。
   何人目何番目の誰?
   少なくとも命に名札は無い。
   言葉に意味など無いように。

 4・夢見心地で名をたずさえて
   われらは歩む名も無き道を
   教えるのか教えられるのか
   理解らぬままに一人二人
   出会い別れ名も無き道を
   歩み行く。
   
 5・行き先もわれら行く末の
   後先も束の間の刹那に
   すべてを委ね
   夢のたもとへ。

 


6・光そよぐ暁の
  綺羅めき往けるは
  光こだませる風に
  濡れ惑うこの世の縁の
  立ち消えぬ
  木の葉惑うように
  
7・異国情緒の今宵の宴に
  揺蕩うは白調伽羅奢

8・



















     Lone Melody
―マイケルへ―

苛立ちは揺らぎの海から生まれたのか
それとも胎児は既に羊水に守られていたのか
波立つ感情はスペクトル光線より鮮やかに
本質を照らし出す

誰も苦しみは求めていない
必要なのは空気さなぎの昇華と
瞬間に在る永遠への
    遠鳴き

イマジナリー・フレンド』
想像の友人。かれらは果てしなく優しい。もしあなたが付き合い方を知っていれば。

明るく日の光のように生きるコツは、さびしさを考えないことにある。
逃した鳥も帰ってくることはある。
向日葵が太陽に向くように。










Daydream Believer (Monkees)
・Shape of my heart (Sting)
・Is This Love (B.M.,S.M.)
・Ballerina Lake
・Just Be Me (Nesian Mystik)
・Fast Cars (Tracy Chapman)
・Because the Night (Patti Smith)
(James Blake)
・Rose (JeanneBalibar Rodruf Burger)
・These days
・Lighthouse (Sonya Kitchell)
・Songbird Eva Cassidy
・Lucy Rose
・Like A Song(Lenka)
・Starman(David Bowie)
・Jonathan Johansson
・Elliot Smith
・Sing in Silence(Sonata Arctica)
・王菲 - 我願意

・源氏千年物語(菅井えり)

・風に吹かれて行こう(やまがた すみこ) 
・ビューティフル(毛皮のマリーズ)
・Bump of Chicken

・Diana Krall


・愛が止まらない ZO
・微笑みの行方

・尾崎豊



・Hybris Records


・Lucky (Radiohead)
・Airbag (Radiohead)
・No Suprises (Radiohead)
・魂のルフラン
・心よ原始に戻れ
・Thanatos –If I can’t be yours
・Sayonara (Mary Mcgregar)



・ハミングが聞こえる(カミヒ・カリィ)





Let love unite.
like light and shadow
both touch each other.
like noon and night
both keep in touch of one day.
Glanduer is in every heart
No one can deny that
the harmony in full-.
hoping is our life.

Let Love roll
Till the end of the road
There if you see me standing alone
Greet me in love

Pass away
Fly away
Jumping over to the other side

Freer in dawn
Dawning Freer
Sing up

Standing alone
Voice your heart and soul

Turning to the You yourself
Find me as you must find me



In the midst of no-nothing
But a love
Can we live
Can I live
Can one Love
Keep till the tide open
When the day was young
Knowing she’ll help us good
I treat her kind and good

Light up the night
Light up the you
And me

Keep on breathing
And it turn out OK
And the story goes on
Like liviving had a way

Dishearted soul
I visit
I greet
To sooth the scared heart
May

N.G.U

Hiroki Tajima p

尖ったエッジの心の詩で
鋭く切り込み生きゆく今日
出来の悪い人だとか言う
気怠い声には耳を貸さず
輝く希望の詩にだけ
僕の声をのせて
ほら
La la la Oh oh oh …
Never Give Up
It’s not too late
Even if you are down
Under the bottom
It’s not too late…
Always
Always….








ユートピア
      H.T.p

1.
誰かのふりして日常を
偽りの自分で過ごすのに
嫌気がさしてもう僕は
楽園信じて走り出す
バウンド トゥ ジ ユートピア
心のままの抵抗者
バウンド トゥ ジ ユートピア
仮面を外した成幸者
バウンド トゥ ジ ユートピア
終わらない時代のその先へ
La la la…

2.
「がんばれ」への返事を
笑顔で返せるその日まで
ごたく並べず潔い
そんな自分であってみたい
バウンド トゥ ジ ユートピア
心のままの抵抗者
バウンド トゥ ジ ユートピア
仮面を外した成幸者
バウンド トゥ ジ ユートピア
まだ見ぬ未来を抱きしめて
Hey, Oh Oh Oh…

*.
見果てぬ夢へ
鼓動が矢のように
見果てぬ世界へ
心よ愛よりも優しく。

虹色の声

最高のbrillianceは
From my father
ラララ

Sound effect
Music effector
Music editor






自由詩 じてきじょうほうしげんそしき 2 Copyright 田島大゜揮 2019-07-13 10:44:34
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