猫族の村会議
るるりら

そらみれど どぅん
そらみれど どぅん
猫耳の人々が東屋で会議をしている
かれらは起きている時より
眠っているときのほうが会話が弾む
ニャアぢゃなく尻尾で話をしているのだ
音階の高低を描く微妙な尻尾のうごきだと思うと
どぅん と、みな同時に尻尾が すっかり垂れるのだ

今年もまた またたびの葉が白いですな どぅん
そらみれど 山を覆う またたびの白い葉 どぅんむ
白い葉が翻ると黒鍵と白鍵のようですな どぅんむ
祭り日には きっと またたびは豊作ですぞ
必ず盛り上げましようぞ
どぅん どぅん
ほら 合議が交わされた



※ツイッターで毎日、題名にそって書いてみましょうという試みです。
♯ドレミ詩


自由詩 猫族の村会議 Copyright るるりら 2019-06-24 18:09:30
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