鍵をかけていなくてよかった。
幽霊

slipknotを聴きながら肉を噛み続ける。
一点を見つめながら。

そのあとeminemを聴きながら鉛筆を削る。
一点を見つめながら。

紙の上で文字を軍隊みたいに整列させるんだ
そしてピリオドを銃弾のように

ついにリリシズムが帰ってきたんだ僕のもとに。
つまり結局僕は1枚のコインを持っていて1面は虚無でもう1面はバイオレンスで出来てる。そしてそれをコイントスした時に空中で詩が産まれるんだ。それは銀貨の煌めきが文字になるみたいにね。

自信があるんだ
今回はうまくやれる自信が。

僕は片膝をつく。
そして帰ってきたリリシズムの手の甲にキスをした。



自由詩 鍵をかけていなくてよかった。 Copyright 幽霊 2019-06-22 07:13:27
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