ささくれ
はるな


くもたちが、だんだん固くなってきた。いつのまにそんなに伸びたんだろう?っていう草木や花。空腹に甘いパンを齧れば、とたんに胸がつかえて進めない。

(満員電車を乗り継いで花を切りに行く。)
泣いたり笑ったりしなくなればおしまいだから、心がちゃんと動くように忙しくして、下手な球乗りだって三十年も続けてきた。今は何が問題なのか少しはわかっている。
朝と夜とで、気持が変りすぎるのだ。



散文(批評随筆小説等) ささくれ Copyright はるな 2019-06-03 16:20:04
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