【 お尻の穴ぼこ 】
豊嶋祐匠

  
  
  いつも
  
  いつも
  
  
  お世話になっていながらも
  
  疎遠にしていて、ごめんなさい。
  
  
  貴方が嫌いな訳じゃなく
  
  数十年ぶりに再会した友の様で
  
  気恥ずかしいだけの事なのです。
  
  
  出来る限りの
  
  労わる努力は
  
  絶やさないつもりで居るのです。
  
  
  ただ会えば
  
  余りに私の本音を
  
  吐き出されてしまう様で
  
  
  それが怖くて
  
  背を向けてしまいます。
  
  
  
  
  
  
  その後、ご機嫌は如何ですか?
  
  
  なかなか
  
  お顔を伺う事も出来きず
  
  時々
  
  手紙で済ませる私を許して下さい。
  
  
  これからも
  
  きっと
  
  面と向かう勇気は無いですが
  
  
  私が最期を迎える
  
  その日まで
  
  お風邪を召されず
  
  
  元気に
  
  お過ごし下さいます様
  
  心から祈ってやまない、私です。
  
  
  
  
  
  


自由詩 【 お尻の穴ぼこ 】 Copyright 豊嶋祐匠 2019-05-11 15:08:58
notebook Home 戻る  過去 未来