消えるうた
シホ.N



リズムをとる歯
おどる舌
口びる震えて
言葉は無くて

リズムのうちに
はさむ休止符
打って休んで
消えゆくうた

眠らぬ夜は
すでに過ぎ
覚醒のまま
深みに落ちてく

絶望的に
切望するのは
いま在ることの
真実味

ゆめのような
まことのかずかず
つぎはぎだらけの
文字の列



自由詩 消えるうた Copyright シホ.N 2019-04-25 00:19:17縦
notebook Home 戻る  過去 未来