閉鎖の報せが届いたら
吉岡孝次

灯火を消し・・・
ぬるい辻札を覗き回っているくらいなら、きみも
あの管理人に倣って決断してはどうだ?
命運を晒すこと と 力尽きること とは終には
近づく。宣告がなければ思い至ることのないそれまでの「尽力」。
迂闊さに身を固くしたあとこそ、きみが
かつてない営みに身を躍らせる妙機じゃないのか?

あの管理人は決めたぞ。
きみは 決めないのか?


自由詩 閉鎖の報せが届いたら Copyright 吉岡孝次 2005-03-30 20:51:01
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