お前んちはここか
不老産兄弟
獅子の牙 龍の爪 虎の涙
炎の海で最も多感な時期を過ごしてきた
熱で意識はもうろうとしている
人生の意味を知りたくてここに来たんだ
お前んちはここか
終わりを見て初めて知るもの
なんだこんなことかと
がっかりしたように天に昇っていく
それでも見たくてここに来たんだ
お前んちはここか
お前は最後まで何も言わない
目を開いたまま黙って様子をうかがっている
気付かなかった
その姿こそ我々の象徴
人生は生きている
「お前んちはここか/ここが気持ちいいのかね」
自由詩
お前んちはここか
Copyright
不老産兄弟
2005-03-30 14:39:50