こころ
田中恭平


肌が冷えて寒い
この寒さを
普段
こころは感じていたんだな
ごめんよ
赦されはしない
片足の融通がきかない
ただ
癒してあげるだけだ
ビル・
エヴァンスの
ピアノ・トリオで。

こころ
何の為に生産しているんだろうって
いつもわたしを覗いていたんだろ
胸の
深いあたりで
寒さで
あしを
さすりながら。

今日はもうぜんぶかえしてあげる。
諸々の
感情たちぜんぶ天へかえしてあげる。
背骨から天へ。
背骨より天へかえる諸々の感情たち。

こころよ
いつもありがたかった
結局きみのことは
全然わかってあげられなかった。
また会おう
混雑したスターバックスかどこかで。
さようなら
さようなら。

 



自由詩 こころ Copyright 田中恭平 2019-03-02 10:12:38
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