レストラン。
幽霊
隣のテーブルのふたり。
1人はナイフでお札に切り口をつけてる男。
もう1人は「それはただの紙じゃないんだよ!!」と切り口をつける男に説教をする者。
なるほど..たしかにそうだな、それはただの紙じゃあないな….
それがあれば..竦めた肩を「がたがた」震わせながら舌をだして雨雲を見つめ続けることもない。
また..指を「がじがじ」噛みながらへこんだ腹をさすることもないだろう。
あぁ爪楊枝を見てもなにに使うかを知らないということもないんだ….
でも..あえてだ..
「ただの紙だよ。」
僕は隣のふたりにそう言って「ぐちゃぐちゃ」のスパゲッティをフォークで「くるくる」まとめて見せたら…「ぱくっ」と食べた。
んー…変な味..。
自由詩
レストラン。
Copyright
幽霊
2019-02-15 06:05:25