休日の時間
番田 

誰も知らない
部屋の中で いつも
ぼんやりと 遠くを この目に見つめる
かつて そこにいた 自分として


僕はそこで生きているのだろう
しかし短い時間の中で ただ生きているのは
生きているからこそ変化を感じるものかもしれないが
あまり変わることはない 変化なのだ


昔一人で海に行った日のこと
親の車を借りてアクセルを踏んだものだった
あれはいつだったのだろうかと 思わされた 過去に
だけど大事なことを 何か置き忘れてきた気がするのだ


一人でボードを借りて
波に乗っていた 僕は あの日
僕に社会は向いていないと気づかされた
そんな日々が 確かにあった


自由詩 休日の時間 Copyright 番田  2019-01-27 23:36:14縦
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