紅娘と娘
朝焼彩茜色


あの時 白いTシャツに留まった紅娘
まだ温暖化に世間がまだうとかった
あの頃

いたわれなかった茶髪なびかせて
ブーツカット鳴らして歩いた
紅娘の出来事をメールして
返信はなかった

あの時の伝言は汲み取れなかった
まだプライドがあってまだ小娘だった
あの頃の私には

ふふ 同じ娘なんだね 私たち

あの時の伝言 今ならわかる

春だからほがらかに

張らなくていいよ

貴女の左肩にポンって優しく触れるように
パサッと留まったの

貴女が好きよ 同じ娘だもの ふふ


自由詩 紅娘と娘 Copyright 朝焼彩茜色 2019-01-25 13:15:39
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