私という存在はたった一人だから
こたきひろし

私という存在はたった一人
時計回りに過ぎていく日々のなかで
私が一番に愛してやまないのは基本的に私自身

そんな私のなかの
良い人と
悪い人の割合
それを計るのは
私以外のその他
それはたとえ肉親であっても
他者

わかりづらいよ
ややこしいよ
もっと明解に

私のなかの
善意と悪意の割合
それは
たとえるなら
焼酎のお湯割りの
焼酎とお湯の割合みたいなものかな

だけど
それだと
どっちが善意で
どっちが悪意かわからない


かき混ぜるんだからよけいわからなくなる

それがもしかしたら
正解かもな




自由詩 私という存在はたった一人だから Copyright こたきひろし 2019-01-19 06:32:05
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