振り髪
藤鈴呼


役に立てないなんて言わないで
随分と救われた

一つの物事しか見えない
不器用な性格だったかと
振り返る時には

もう その風は 通り過ぎていてね

振り返る髪の毛を 強風が攫って
たったの一本だけだったって
眼に入ったら 痛いんだから

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自由詩 振り髪 Copyright 藤鈴呼 2019-01-16 23:31:16
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