シグナル―罪の車輪―
ペペロ

時効成立

罪の車輪を拭っても

こびりついた汚れはとれず

車輪がまわるたび

あたりを不均一に汚していた

冗談じゃない


校庭に一輪のはだかの花束をおく

セピアは雨いろのグレイにかわる

霊体は喜んでくれているだろうか


時効成立

罪の車輪を拭っても

こびりついた汚れはとれず

車輪がまわるたび

あたりを不均一に汚していた

冗談じゃない




自由詩 シグナル―罪の車輪― Copyright ペペロ 2019-01-14 21:13:38
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