俺のなかの可燃物は
こたきひろし

俺のなかの不燃物は絶えず悪臭を放ち
腐敗している

なんて下手くそな詩の冒頭だ
もっとましな言葉を思い付けよ

詩は言葉の芸術の極みなんだから
それではマスターベーションと何も変わらないぜ

汚い言葉は美しく磨きあげ
美しい言葉はその反対にしろ

この時代
詩人はネットに溢れてる
俺も溢れてるなかのたった一人だ
沸騰する度に鍋のふちからこぼれ落ちるよきっと

そして直ぐに忘れられてしまう

忘れられてしまうのよ

それで題名の
可燃物はどうするのさ

それはいつか気が向いたら


自由詩 俺のなかの可燃物は Copyright こたきひろし 2019-01-07 07:06:21
notebook Home 戻る  過去 未来