最果ての人
秋葉竹

オーロラが
みえない夜空に描かれた
みえる星座を指さす南極

暗い笑み
冷たい廊下で漏れたのは
夜のしじまが震える嗚咽か

橋の上
風に吹かれるくれないが
闇に食われていくのを見下ろす


恋心
流れ着くころ海岸で
貝殻ひろってを恋音を聴く

片恋で
忘れられない目でみてる
見果てぬ夢と名づけたあの人





貴女が、好きです、と。
いえないのはねぇ、
じぶんに自信がないからなんですよ。











自由詩 最果ての人 Copyright 秋葉竹 2019-01-05 08:39:12
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