今宵はエレキだったのかもと霊をハジク
朝焼彩茜色


触覚が反応して描きの渦に入ってゆく
5年前の踏み損ねた韻をモノクロに見
恥を晒すが頬はクールにペールオレンジのままに
スキップしながらアンプをぎゅんぎゅん鳴らす

今宵は今宵と信念が悟情から離れてゆく
憧憬の景色はひんやりとひっそりと色を認めず
去る呪文が木霊する ぼわんぼわんとラグドへ帰る
滞るスキップをコマ送りしながら

肩の力に乗ってくる風神が女になっていて
何て呼べば良いか分からない
風伯は去った 踏み外した韻が糧に成れずに
男泣きしている

窘める愛もスキップされ慰めにも乏しく
アコースティックスキップ ギターの煙
触覚がアンタに触発されて 慣れない渦を描くか否か
今宵はエレキだったのかもと 霊を弾き出し


自由詩 今宵はエレキだったのかもと霊をハジク Copyright 朝焼彩茜色 2018-12-31 23:03:41
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