旅人
ミナト 螢

どんなゴミ袋にだって
夢を詰めれば
膨らむプレゼント

受け止めながら
生きていきたいから
名前を書くのさ
大きく正しく

恥ずかしくても
笑われてもまだ
諦めきれずに
空気を買うよ

不純物のない
輝きのために
体や心を
洗う毎日だ

風に飛ばされて
紐で呼び戻し

手応えを掴む
惑星の数が
幾つになろうと
この道は続く


自由詩 旅人 Copyright ミナト 螢 2018-12-29 12:35:10
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