あさつゆ
秋葉竹




あめがふるとこころが暗くなりますなにをどうするつもりあかるくるなりたいのでしょうそれはたしかにそうなのですよたまゆら笑いかけてくれる星がみえるから晴れたひにはこころがおどりますあめがすきってあなたのめをのぞきこんでみてもそのさみしいくるしさがわからなくってそれを孤独とむすびつけていたのかもしれませんあなたのむねにすがりたいっていっちゃだめですそうなのうそあなただけすき


せかいはやさしい歌をたからかに歌ってしろくあたたかく貴いこころのはるかくらやみかいだんにおともなく陽をふりそそいでくれたからあなたにはめをとじればすぐそこにしっぽり濡れたこげちゃ色のおもいでをつつみこんだなつかしいまちなみがみえるのかもしれませんねあめがすきってきかされたときあなたのことをいつもおもいだしますやさしいまちなみそっとだいすきうそあなただけすき


あめがすきってこころの闇がいわせるんだとさみしい孤独がうつむいているあなたのうしろすがたをそのときおもいださせるのですけれどそんなに濡れそぼったすてねこだったあなたはきっとぜんぶわかっていたのですねあめがすきっていいですねあめがやまないことはないですからねあめがやんだそのあとに虹はうまれるものなのですからねきぼうのまちにゆめのあめはふりませんかあさつゆが冷たいあさうそあなただけすき




自由詩 あさつゆ Copyright 秋葉竹 2018-12-15 04:36:34
notebook Home 戻る  過去 未来