ダンス イン ザ ダーク
ミナト 螢

床を軋ませる
裸足のトゥーシューズ
今まで支えられてきた
身体が揺らぐ

これからはきっと
誰の手もここには
届かないこと

思い知る度に
美しく回る
世界と出会って
強くなれたら

感謝の気持ちに
リボンをかけて
長い髪を
纏めるのに使う

照明も付けずに
踊り明かした

眠れない夜の
不安と共に
孤立してしまう
ジャンプを捨てて

二本足で生きていく
最高のパートナーを
胸の中に置いた


自由詩 ダンス イン ザ ダーク Copyright ミナト 螢 2018-12-14 11:02:43
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