悲しみの、ゆくえを教えてくれないか、そして
秋葉竹


僕は、
「君の背負った悲しみを僕にも分けてくれないか」
と懇願するから、

君は、
お気軽に
「いいわ」
と応えてくれないか?



君の背負った悲しみを僕にも分けてくれないか

そんなこと、いっちゃ、ダメだと
諌められたよ、正義の味方か?

君の笑顔を、見たいだけだよ
アホーな心の、僕なのさ

アホーと悪とは、違うから
悪の魅力も、あったりするけど

僕はなんにも、魅力もないヤツ
じぶんで笑えるおもしろユカイさ

君の背負った悲しみを僕にも分けてくれないか

アホが心を絞り切り、出した答えが
そのマジ眼、

絶対絶望しない脳
そんな風に生まれつき、そんな風に生きてきた

そんな安易な、同情ダメだと
諌められたよ、本心しってる?

君はバカだよ、じぶんでなんでも
こらえているだけ、辛いだけ

君はバカだよ、じぶんをだいじに
するやさしさだけ、しらない大バカッ!

泣いてる僕は、なんともない
じぶんをちゃんと、かまってる

君の背負った悲しみだけが
僕の心を、ささくれ立たせる

なんのことなく、僕は、アホー
じぶんを嫌いな、君は、バカー

ふたりたりない絶望みまんの
希望にあしむけ眠れないよる

君の背負った悲しみを僕にも分けてくれないか

そんなこと、いっちゃ、ダメだと
諌められたよ、正義の味方か?

べつに、茶化していってるんじゃない
そんな自傷はダメだといってる

悪たおすため、みずから傷つき
地球にいられず、星となりゆく

おまえうるとらせぶんのつもりか!
(たとえのふるさで、としはかるなよ)

君がどれほど強くってもね、
僕がどんなに惨めにみえても

僕は、オトコで、君は、オンナさ、
僕が、君を、守る、パズーさ、(また、たとえ古)

だから僕は、いつでもいうのさ
君のなやみをおしえてだとか

君の敵から君を守ろう
それでも悲しむ君がいるなら

君の背負った悲しみを僕にも分けてくれないか


いっしゅんたりとも躊躇わず
いいわ、と応えてくれないか?






自由詩 悲しみの、ゆくえを教えてくれないか、そして Copyright 秋葉竹 2018-11-10 20:29:38
notebook Home 戻る