視えない場所へ
ハァモニィベル

何モ言ワナイデイルわけでもないのに
アナタはまだ聞き慣れてもクレナイ

ヤサしくてヤワらかくて 
包まれて火傷する

陽射しのような眼が照らす

ワタシの奥の冬を

イマを失った
あの辺りに

絡み合イ呼吸シ続ける
愚かなムカシムカシの樹々が
重ナリ合って

数え切れぬ葉と華とトモニ

大地へとカエし続ける

 《視えないこの場所》へ

ドコ迄も、
  この
胸の鼓動を辿って来て欲しい

ソレナノニ

何モ言ワナイデイルわけでもないのに
アナタはまだ聞き慣れてもクレナイ








自由詩 視えない場所へ Copyright ハァモニィベル 2018-11-02 20:36:44
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