あかり
水宮うみ

どんなに目の前がまっくらになるくらい落ち込んでも、きっと少しは光があるはずだ。
だって僕らは生きていて、生きているからには希望があるから。
夜にだって、目を凝らせばぼんやりと道が見えるし、耳を澄ませば自分の心臓の音が聴こえてくる。
だから、大丈夫。
闇のなかに点々と浮かぶ星たちの光が、パンくずのように帰り道を教えてくれる。


自由詩 あかり Copyright 水宮うみ 2018-10-30 21:28:42
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