誰かのために
ペペロ

灰色のまちが

悲しくも懐かしくも

なさそうに佇んでいる

言葉でそれをとらえたとて

電車からじぶんの職場を

見てゆき過ぎるようなものだ


世のため人のために君は生きている

それは歯痛とたたかうことかも知れない

誰かのために祈ることかも知れない


灰色のまちが

悲しくも懐かしくも

なさそうに佇んでいる

言葉でそれをとらえたとて

電車からじぶんの職場を

見てゆき過ぎるようなものだ







自由詩 誰かのために Copyright ペペロ 2018-10-11 21:53:00
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