所詮銀河
藤沢




少しずつ部屋を綺麗にしよう
すぐに消えてしまっても
誰にも迷惑もかけられないし
悪口はもうやめにしよう
気持ちが離れて行くのは
言葉にしなくても分かることでしょう

宇宙の壁も
世界の始まりの朝も
単純なことすらわからなくなって
雨の日の電車で見かける君にしか興味ないよ。

昼間に上がった体温
落ちずに今にいたり

ここ数日はヘマばかりして
誰も認めてくれなくて
認めてくれなくてもいいのに自我もなくて
今日、月を見たこと
誰かに言いたいのに言えない。

幸せになりたいよりも
幸せにしたいが勝ったから
私は負けたし私は勝った。

上っ面だけ良くて本当は見下してて
心の中でマウント取ってる自分とは違う。
マウントを取られるために馬鹿を演じる。

誰の近況も気にならなくなった。

表向きの綺麗事で成り立っていて
慣れっこになってしまうとボロが出て
本音や本気を知りたいって言われたって
タバコの煙に顔をしかめる。

過去の自分いわく
それは受け売りの迷子で
なおかつ受け売りの迷路で
認められたくて仕方ないから
今日だってめいいっぱい顔を近づける。

何かに救われた気がして
何かが始まった気がして
必死に手を伸ばすこともなく
枕に顔を埋めながら夢に逃げる。

あんたの言うこと全部わかるし共感できる
ってそんな私必要ですか?

将来が不安すぎて泣いた。
ヒールの高い靴を履いて
つま先を痛めるような感覚。

夏生まれの君が
私の気持ち分からないでしょう
海は本当に好きだった
日差しが強いの少し苦手だった


自由詩 所詮銀河 Copyright 藤沢 2018-09-30 15:25:22
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