覚醒
ミナト 螢

血や肉に変わる
栄養がメロディだった

肩で捉えた朧げな
始まりと終わりを
狭いアパートで
録音をした

仕事や買い物も
忘れがちで
それでも何ひとつ
奪われたくなくて

時間が足りない
感覚を知る

誰だって
こんな時代を
若かったんだと
思いながらも

あのエネルギーに
届きたかった


自由詩 覚醒 Copyright ミナト 螢 2018-09-25 15:39:55
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