腰国改修

もはや何のための投薬かも分からず
もはや若返ることも老いることもなく
薄っぺらい岩の航海日誌に日々刻む
もはや何光年先で何光年来たかも分からぬ
次には何に生まれ変わりたいとか
憂鬱が晴れたらいいなとか
間もなく訪れる駅で降りて
少し考えてみるつもりが
気が付けば永遠に佇んでいた
あの航海日誌も役に立つことはない


自由詩Copyright 腰国改修 2018-09-20 21:17:51
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