空白
ミナト 螢

透明な箱が
横たわっていて

埋めることも
奏でることも
触れることも

できない宇宙に
立ち向かうけれど

思い出や
CDの曲や
未来の夢さえも

空白の時間を
必要としている

晴れ時々雨
みたいな

憩いの時を
刻むのがきっと
長生きのコツ
かも知れない


自由詩 空白 Copyright ミナト 螢 2018-09-15 14:51:31
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