どんな趣味を、2018
番田 

僕はサマソニに向かう電車の中で 
見つめていた そこへ行くであろう人を
海が 広がる 窓の外
そして 連なっていた化学工場


それから しばらく歩いて 着いたメッセで 
僕は もう 毎年のことなので 慣れたように 
チケットのバンド交換をしたのだった
最初の目的地へと そして 歩いたのだった


僕は今年もサマソニへやってきたのだ
とりたてて見たい歌手が しかし
そこにいたわけではないのだが そして
知るためだった 自分自身の中の居場所を


しかし年々増え続ける外国人の姿には驚かされる
外国人の姿自体 昔は探しだすのにすら 苦労したほど
だが 後ろに元気な若者がいるかと思えば 
外国人の姿だった そこにいたのは いつも


自由詩 どんな趣味を、2018 Copyright 番田  2018-08-27 00:41:26縦
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