対話
服部 剛

このがらーんとした
人っこ一人ない
田畑の
さびしさは何だろう

家の無い人のように
風呂敷包みを手に、ぶら下げ
虚ろな目は
まっさらな青空を視る

遥か遠い黒点の
翼を広げ、浮かんでる
たった独りの鳥と
目が合った  







自由詩 対話 Copyright 服部 剛 2018-08-16 17:41:50縦
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