再会
ミナト 螢

柔らかい視線
肌触りの良い声
動き始めた心は帰れない

ステージの上はケーキみたいで
君の身体が発光するから
キャンドルみたいに揺れていようよ

やっと会えたという共通言語が
通じる魔法の夜はすぐそこで
照明を浴びて涙を溶かした

化粧なんて崩れてもいい
写真なんて映らなくてもいい

懐かしさと共に舌を濡らして
切手を貼ったら届くだろうね

誰かが降りた後のステージは
食べ残されたケーキの匂いで
胸がいっぱいになるのでしょうか


自由詩 再会 Copyright ミナト 螢 2018-08-13 10:05:00
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