ミナト 螢

空気に落とした涙の色は
風が伝えるエメラルド

もう大丈夫と微笑みが揺れて
少し引きつった顔でも
道を誤らないために行く

微熱を振りかざし
追いかけている
その溜め息は熱く
君の腕に届けたいから

背中に浴びたシャワーが
折れない翼のように尖がって
あの空へと向かう


自由詩Copyright ミナト 螢 2018-08-06 08:34:10
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