八月のたわごと。
ラムネ

この溶けるような蒸し暑い八月に
颯爽と透き通る声を部屋中に響かせ
なんだか涼しくなって来たような錯覚に陥る

相変わらず世の中は忙しなく
便利な世の中になりすぎているから
些細なことにも敏感になって
一番自然な生き方はどこにあるんだろう
と、問いかけ始める

知らなくても良い事を知り
どうしようもない不安を抱えたり
知り得る事なかった知識を得て
とてつもない感動を覚える

人間はこの温暖化とともに進化する生き物だ

少し涼しくなりすぎた頃に
健気な扇風機を止めてみる

あ、やっぱり暑い。


自由詩 八月のたわごと。 Copyright ラムネ 2018-08-03 01:28:35縦
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