収束
ひだかたけし

微睡みの午後、
熱風吹き
草木を濡らしていく天気雨
永久なる太陽の爆発を
束の間ベールに包む
時は始まりに向け終わりを紡ぎ
終点から反り返ってくる混沌の威容
この微睡みの午後に
発火した頬を
涙で濡らす。


自由詩 収束 Copyright ひだかたけし 2018-07-25 14:46:53
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