夕暮れと夜の境目に
Yu-

君が、ひどくカッコ悪いおじさんになってたらいい、って思う

あの頃の面影もなく太ってハゲちゃったりなんかして、肌もガサガサで…
そんな風なこと考えてちょっと愉快になって笑ってしまうあたしは嫌な女

きっと君はカッコいいおじさんになってると思うんだ
だけどそれがなんだか癪なのよ

ほんの少しだけ、罪悪感を抱えながらダラダラと快楽的に過ごした休日
気づけば真っ暗な部屋の中で、なぜか君と過ごした時間を思い出した
時間が経ちすぎて、もうボンヤリとしか顔も出てこないけど

君のこと思い出して泣いてみたくなって、試してみるけど
涙なんてこれっぽっちも出てこないや
残念

あの頃は、あんなにあんなに泣いたのにね



自由詩 夕暮れと夜の境目に Copyright Yu- 2018-07-21 22:56:42
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