晴天 雨天 曇天
こたきひろし

炎天の空が連日続いてる
熱帯夜で寝苦しかった

約束は守れそうにないんだ
飼い猫に左の足を噛まれた朝に僕は彼女にメールした
一人ぐらしの部屋から
約束を破るけどごめんってメールしたんだ
彼女が何処の誰かなんて知らない
単純にSNSでお互い網に引っ掛かったんだ
インターネットの網に

メールの交換を始めたんだ
単純に彼女が女性だったから
本心は下ごごろ満載なのに紳士を装ってさ
上手く騙し通せたら会ってあわよくばなんてさ
男の欲求の吐き出し口は熱気でいっぱいになってしまった
どうせSOS に乗って来る女だって欲求の吐き出し口は一緒に違いないと思った

だけど僕は失敗しちまった
遊びの足らない男だったからいつの間にかマジになってしまったから、嘘がつけなくなった
壊れるのはあっという間たったね
今はメールも拒否されてしまった

所で君との約束って何だったかな
僕はすっかり忘れてしまった

もしかしたら
もしかしなくても具体的な約束なんて何もしてなかったよ
笑っちゃうな
笑っちゃうよ


自由詩 晴天 雨天 曇天 Copyright こたきひろし 2018-07-15 05:01:36
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