疑心暗鬼の夜
板谷みきょう

なにが どうだと
言う訳ではない
ただ この国が
信用ならない気が
するだけなのだ

どこが どうと
言える程ではない
どこの 政党にも
うそつきが蔓延し
騙されてるように
思うだけなのだ

競い合いが
争いに変わり
人が
人を裁き
命を奪う

天変地異に
慌てふためきながら
狼狽えるしかない
老いに
諦めを覚えながら

誰かが 何処かで
損得勘定で
世の中を
回そうとしてるように
感じている

眠れない夜なのだ


自由詩 疑心暗鬼の夜 Copyright 板谷みきょう 2018-07-10 02:14:19縦
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