大物主日記3
park

平成30年5月29日

 大物主さんは今回の関東行きで、大国主さんの住むマンションに行くかどうか迷ったが、いろいろ考えて行くことにした。手土産はとらやの羊羹(ようかん)。大国主さんの好物だ。
 JR電車内のゲームの広告を見ながら、マンガ絵で描かれたマスターにかしずくサーヴァントの姿に、大物主さんはなにか複雑な思いになったりするのだった。
 大国主さんのマンションの玄関で、大物主さんは部屋の番号を入力する。
「…もしもし?」
「あー、大物主だけど」
「うむ」
 マンションの玄関の自動ドアが開く。むかしのことをネチネチと憶えている大物主さんと違って、大国主さんはそういうところはわりとさっぱりしている。


散文(批評随筆小説等) 大物主日記3 Copyright park 2018-07-09 13:24:24
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