親の背中
ホカチャン

僕の子どものころは
貧乏で子だくさん
親にほめられることなどなく
怒られた記憶しかない
今でいう体罰や虐待は
一般的なことだった
しかし、貧しくて教育もない親ではあったが
とにかくよく働いていた
家族のために
朝から晩まで
毎日必死に働いていたということだけは
僕の胸にしっかり刻みつけられている
この一点だけは
いくつになっても
絶対に頭が上がらない
忘れられないことである


自由詩 親の背中 Copyright ホカチャン 2018-06-15 05:54:23
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