ノート(副読本)
木立 悟
縄にX
白は固形だ滑稽だ
背いたもののための中庭に
誰も赦さぬ喝采だ
短く切った
ばらまいた
どこへ落ちても
ひとりやわらか
死から遠いものほど
死を口にするのは
死に憧れすぎて
近づけないから
落ちて砕けて
拾い貼り付け
何を描いても
自画像の人
棘 針 溶岩
罵詈雑言 毒
どこへ落ちても
ひとりやわらか
自由詩
ノート(副読本)
Copyright
木立 悟
2018-06-08 17:48:17縦
この文書は以下の文書グループに登録されています。
ノート