異世界ダイアリー
KQ




うたをひとつ唄うにしろ
ことばをひとつ紡ぐにしろ


なにか欠けているようで


なにひとつとして伝わっていないのに
すべてわかっているふりをして


キミヲサラッテ サテライト
人工的で 冷たい


遥か遠く ループして
次のワールドカップは 月であるって


息をしている 温かい きみ は幻
非現実 リアル 揺れる
ビジョンには 誰も存在しないな


きみ のアイロニーに だまされるなんて


からっぽな その真ん中に
ぼくをリフレクション
ニセモノ でもなんでもいい


さいごの強がりさ きいてくれるかい?


もしも 目の前に きみ がいたなら
ガラスケースの中に 飾っておこう



触れることすら 滑稽だ







自由詩 異世界ダイアリー Copyright KQ 2018-05-27 00:42:21
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