夜
梅昆布茶
誰もいない夜に話す
誰もいない国に暮らし
夜のない国に住み
誰もしらない人と
誰もしらない言葉で
どこでも無い場所に住んでいる
彼女のいる部屋で
あるいは彼女がいることで
ぼくは特定される
誰もいない夜には
ぼくは逮捕されない
誰もいない国には
住んでいられないが
誰かがいるなら
やっと
住んでいようかと
おもっているのだが
自由詩
夜
Copyright
梅昆布茶
2018-04-17 06:40:35